世界一周航空券とマイルアップグレードについて調べていると、「理論上は可能」といった説明は見かけますが、実際にアップグレードできた具体的な体験談は多くありません。
この記事では、スターアライアンスの世界一周航空券を利用し、ビジネスクラスからファーストクラスへマイルでアップグレードできた実例について紹介します。
はじめに明記しておきますが、この体験は2008年のものです。
現在とは制度や運賃体系、アップグレード条件が異なります。
そのため、同じことが今でも可能であると保証するものではありません。
この体験は、当時成立した事実をもとに、世界一周航空券とマイルアップグレードの特徴を考えるための材料として位置づけています。
今回利用したのは、スターアライアンスのビジネスクラス世界一周航空券でした。
世界一周航空券は発券後の変更や制約があり、当時もアップグレードについての情報は限られていました。
そのため、最初からアップグレードを前提に計画していたわけではなく、あくまで選択肢のひとつとして考えていました。
アップグレードが成立したのは、アジアから北米を経由し、さらにヨーロッパへ向かう長距離移動区間でした。
具体的には、シンガポールから香港、シカゴを経由してロンドンへ向かう行程の一部です。
移動時間が長く、体力的な負担が大きい区間に限って結果的に成立しました。
当時は現在ほどアップグレード制度が細分化されておらず、マイルの使い方や枠の扱いも比較的シンプルでした。
一方で、現在は運賃クラスの種類が増え、アップグレード対象外となるケースも多くなっています。
制度面では、当時よりも制限が明確になっていると言えます。
現在の制度では、世界一周航空券におけるマイルアップグレードは、より条件が厳しく、成立のハードルも高くなっています。
そのため、2008年の体験をそのまま再現しようとすることは現実的ではありません。
あくまで『条件が重なれば成立する余地がある』という点を示す一例と考える必要があります。
この体験から分かるのは、世界一周航空券とマイルアップグレードは、狙って確実に実現できるものではないという点です。
当時であっても偶然性が高く、現在ではさらに慎重な理解が求められます。
石川トラベルサービスでは、こうした過去の実例を紹介する際も、成功体験として強調するのではなく、現在の制度との違いを踏まえて冷静に考えるための材料として提供しています。
世界一周航空券やマイルの使い方を考える際には、過去の事例から本質を読み取りつつ、現在の条件に即した判断を行うことが重要です。
この実例も、そのための参考情報としてご覧いただければ幸いです。

